July 4, 2013

朝日新聞デジタル

朝日新聞デジタルを使い始めてしばらく経つが、契約を検討されている方に参考になればよいと思っていくつか使ってみて気づいたことを書いてみたい(なお、2013.7.4現在の情報)。

以下、辛口が続くので、まず先におすすめする理由を挙げたい。

(1)新聞紙を捨てに行かなくてよくなる。
特に複数紙とっている場合、毎回捨てに行くのが億劫になるし、そもそもおいて多く場所が必要になって邪魔になる。デジタル化するとまったくゴミが発生しないので、これは素晴らしいメリットだ。

(2)一週間前の新聞を簡単に探して読める。
新聞の山を相手にしないでも、タップするだけで過去のデータを見れるのは確かに快適だ。そういえばあんなことがあったな、というときに。これまでは絶対にできなかったことだ。

メリットは以上だが、以下はおすすめしない理由を書いていく。

(1)同時ログイン制限があり毎回ログインが必要になる場合あり。
正確な同時ログイン数の制限は不明だが、ログイン情報をブラウザに保存する設定にしていても家族全員で使う場合は、いつの間にかログアウトされてしまうため、毎回メールアドレスとパスワードを入力しなければならない。机から持ち上げるだけの紙の新聞と比べると恐るべき不便さだ。
これについてはログイン用のブックマークレットを使うという次善策もある(朝日新聞デジタルのログインブックマークレット)。

(2)スマホアプリは不便。
まず、操作のストレスが多い。サービス一覧画面を選択すると、いちいち、更新しますか?と聞いてくる。バックグラウンドでダウンロードすることができない。ダウンロードボタンを押すと、プログレスバーが出てきてダウンロード中です、という意味のないメッセージを見て待たされる。さらに、更新中です、読み込み中、と操作の度に処理中の表示が出てしまう。webブラウザから見れば普通に読めるので、アプリを使う意味はほとんどない。

基本的な表示機能も課題が多い。例えば、表やリストを表示する機能がなく、ただ内容のテキストが崩れて表示されている。設計思想がまったくわからない。もとの電子データをただXMLに変換して既存の表示コンポーネントに流し込めばいいだけなのだが、なぜそうしないのか。また、記事の検索や関連記事の表示機能もない。例えば、ある記事を読んだときに、その前にはどういう報道をされていたのか、というリンクを表示するなんていうのは、webサイトなら今やどこでもやっている。

無駄な機能も多い。紙面ビューアー、号外機能、もっと見るボタン、意味のない背景画像(カスタマイズできるならまだしも、デフォルトが変な茶色の紙のような背景)。時代錯誤なデザインにがっかりさせられること必至。

(3)タブレットアプリはもっと不便。
スマホアプリの課題は軒並み引き継いだ上にランドスケープモード非対応(横表示できない。)。7inchタブレットならまだしも10inchタブレットではかなり読みにくい。結局、webをそのままブラウザで表示したほうが使いやすいという意味の分からない状態になっている。スマホを拡大しただけでタブレットアプリを名乗るのは詐欺とまでは言わないにせよ、プライドのない人の仕事。

(4)サイトが乱立してわかりにくい。
全て提供側の都合でサイトを区切ってある。例えば朝日新聞デジタルから書評のリンクをクリックすると、関係のないサイトに飛ばされ、本の宣伝をされる。もともと新聞に入ってた情報を使いまわして別サイトに切り分けたりしているので余計に混乱させるし、サイトごとのデザインも違うので統一感がない。google newsからリンクを開くといろんなwebサイトに案内されるのと同じ感覚。

いろいろ書いたが冒頭で書いたようなメリットも確かに存在するので、興味のある方は費用も安いので試ししてみるとよいと思う。

ただ、上記の問題点は当面は改善しないと思われるので(朝日新聞デジタルのデジタルコンテンツ担当の契約社員募集を見るとわかる)、上記おすすめしない理由が許せない方はこの先、朝日新聞デジタルについて考えない方がストレスの少ない生活を送れるだろう。

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